« 萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話第5章 | Main | 萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話あとがき »

萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話第6章

 そんな感じで、くつ下を洗濯してやり、ジーンズはさすがに洗うと乾かないので軽く絞って水分を取ってからこたつに突っ込んで乾かしてやると、もうすぐ出走時間になろうという時間であった。
「じゃあこの天気だから、予定通り軸はダイワパッションで。ああ、そうだ。ユメノオーラなんだが、どうする?」
「どうするって?」
「この馬、重馬場で惨敗してるんだよ。」
「じゃあ、消しといたほうがいいよね。」
「やっぱりそう思うよな。代わりは武豊のアルーリングボイスでいいか。」
「え~、武さん?昨日裏切られたのに?」
「逆に、武豊ほどなら、負けっぱなしってことはないだろ。そもそも実績ある馬だし、人気もあるから上位に持ってこられる恐れがある。」
「ん~、そういうものかな。」
「そういうものなの。」
 ぴぴぴっ、と携帯電話を操作し、
「よし、購入完了。あとは長谷川がちゃんと乗ることを願うのみだな。」
「長谷川?」
「ダイワパッションの騎手だよ。ちゃんと応援しろよ。」
「よ~し、長谷川さん頑張って~。」

「あ、スタート……1頭出遅れたよ。」
「あれは……よし、ダイワパッションはいい位置につけた。」
「いい位置?」
「先頭集団の後ろくらいで、インコースを回ってるだろ?この位置にいて最後の直線で追い越すのが、よく勝つパターンだ。」
「武さんはそういう競馬あんまりしないね。」
「あれは例外。だから昨日みたいなブサイクな競馬もけっこう多い。お、最終コーナー回って、来た!ダイワパッション!」
「エイシンアモーレも先頭だよ!」
「よし!そのまま!そのまま!」
「あ、1番が凄い勢いで!」
「ウソ!?マジで!?」
「1着はダイワパッション!2着は……ユメノオーラって、さっき消した馬だよね……。」
「ああ……そうだな……。」
 消せば来る、買ったら来ない。これもまた、競馬の真実といえるだろうか。

「で、馬券的にはどうなの?お兄ちゃん。」
「ん~、単勝も買ったから、それは当たったんだけど。」
「けど?」
「馬連は、見事にハズレだなぁ。」
「……競馬って、難しいんだね……。」
 まあ、そんなに簡単だったら、JRAは儲からない。
「お、勝利ジョッキーインタビューだぞ。長谷川が出てきた。」
「長谷川さんステキー!応援しても負けた武さんよりステキー!!……って。」
「どうした?」
「……なんか、普通のお兄さん、って感じだね。なんか、こう、もっと……」
「まあ、まだ若いからな。これからたくさん勝負して、いい騎乗をたくさんすれば、顔つきも変わってくるさ。」
「そんなもんかなぁ。」

~つづく~

|

« 萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話第5章 | Main | 萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話あとがき »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95253/9135465

Listed below are links to weblogs that reference 萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話第6章:

« 萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話第5章 | Main | 萌え馬券小説:少女馬券師☆騎子ちゃん第2話あとがき »